子供たちにとって、太素塚の中で、
もっともスリリングで面白い場所は、
新渡戸傳、その息子十郎、さらにその息子の稲造、
十和田市の開祖新渡戸三代の三つ並んだ記念墓碑だったと思う。
本来、太素塚は、埋葬された新渡戸傳という偉人を祭る「墓所」であったはずであり、
そこに並ぶ記念墓碑も本来の意味で、墓、である。
その3つ並んだ偉人の墓だからこそ、
子供たちにとっては、非常に面白くスリリングな場所でした。
なぜなら、その3つの墓地は、
当時の子供たち、特に男の子たちの心を奮い立たせるキーワードに符合するような
場所だったから。
そのキーワードとは、
「秘密基地」。
当時のぼくたち子供は、まだモノクロだったテレビのアニメや、
絵本や、マンガに感化されていた。
ぼくが一番最初に虜になったテレビアニメは
誰もがご存知日本のアニメの幕を開けた
「鉄腕アトム」
そして、
「冒険ガボテン島」
そして、
「狼少年ケン」
さらには、
つづきは、また、明日。
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