10月27日に誕生日を迎え、62歳になった。その日の妄想。
先日、中学校の同期会が故郷青森県十和田市であって、それに行くためにいろいろ準備やらしていると、中学当時のことを思い出していた。
太素塚の森の裏の家
あの頃、新渡戸記念館のある太素塚の森の裏の家に住んでいて、よく同級生が遊びに来てくれた。特にカワってやつは、週の半分以上を泊りに来ていた。あの頃、同じ太素塚裏の脇に移り住んできた転校生の家ででっかいステレオでビートルズを聞かされ、完全に坊主頭の脳みそがぶっ飛んでしまった。それから南京豆というニックネームで呼ばれた。
ロックに感化された友人たちが、影響を受けてレコードをコレクトしはじめたオレの部屋に次々と遊びに来ていた。針を落とすのは小っちゃいオモチャのようなモジュラーステレオなのに。
そんなこんなのいろんな経緯を思い出すと、当時超エッジの効いたギタリスト、ジェフ・ベックのことを思い出してしまった。破格に音域を越えて激的な演奏をしたジェフ・ベックの音をインターネットで探し続けたら、こんな素敵な演奏にであった。
ジェフ・ベックのムーンリバー
それが「moon riverムーンリバー」だ。我が家にも姉が入手していたアンディ・ウィリアムスの歌声がはいったLPレコードがあり、よく聴いていた。
今、ジェフ・ベックのギターを演奏を聴いて、なんて素敵なギターなのだろうと本当に、しみじみと思い、浸る。この音源を見つけてから2カ月程、毎日毎日気がつくと聴いている。
「ギターが泣く/ 鳴く」そんな表現の解説をよく目にしたりしたけれど、一等最初のフレーズがまさに「ムーンリバー」と唄っているように聞こえる。ねえ、聞こえないか?
故郷十和田市の稲生川の橋の上で聴きたいMOON RIVER
すっごい妄想なんだけど、ジェブ・ベックが故郷十和田市の稲生川の橋の上でこれ弾いてるの聴いてみたいとマジにつくづく思う。ジェフは今年2023年の1月に亡くなっているんだけど。稲生川から見る月とめちゃくちゃシンクロするんだけど。ジェフに十和田 稲生川は似合う。そういえば、稲生川の開拓者 新渡戸伝氏の家紋は「月星」。ああなんて素敵な妄想家だろう、オレは。ベックのせいだ。いやロックのせいだ。パンクだっていいさ。民謡も、演歌も。全部ひっくるめて「ムーンリバー音楽祭」。十和田って最近はアートの街、らしい。アートって何だよ。あの人は言った。爆発だ。それは、心の爆音で、何かに気づくこと。だろう。