【オチボ日記 – 突き開けた瞬間】

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2023年7月4日

失恋して、酒浸りのグータラな日々

今までの人生で、本当に大きな決意をしたのは高校の時でした。本気で恋をして、思い切り振られてしまったことがありました。その時の失恋の痛みから逃れるため、夏休みの間、空手部の練習に参加せずに、先輩の家に毎日泊まりに行って酒ばかり飲んでいました。

親は心配していましたし、自分自身もどこかで心の中で自己嫌悪に陥っていました。ただ酒を飲み、タバコを吸い、不良を気取っている自分に嫌気がさしていたのです。

冬が訪れ、空虚な日々が続く中で、自分の人生を変える必要性を感じました。春休みを迎え、部活の練習がない期間に、自分の成長のための計画を立てることにしました。

誰もいない稽古場

自分は空手の技に自信がありませんでした。そこで、中段の逆突きを自分の得意技にすることを決めました。春休みが始まり、高校の稽古場場に足を運びました。そこには他に卓球部のメンバーしかいませんでした。卓球部は高校総体全国大会団体・個人優勝経験チームで他の運動部と別格でした。それをチャンスと捉え、普段の稽古メニューをこなした後、何度も何度も逆突きを練習しました。

空間が見えた瞬間、私の空手は開けた

日々、空を突くことに集中し、同じ技を繰り返し行いました。春休みが過ぎ、新学期が始まり、空手の稽古も再開されました。そんな中、私は異変に気付きました。対戦相手の構えに大きなスキというか空間のようなものがが見えたのです。

その瞬間、何も考えずに右の逆突きの中段で突きました。一本が入りました。そしてまた一本が入りました。突くべき空間が見えた瞬間、私は、私の空手は開けたのです。

あの感覚、あの瞬間をもう一度味わいたいと強く思います。

今後も、自分が持っているものの何かを続けていく日々の中で、自分自身の成長や技の磨きに励みたいと思います。自分が突き開けた空間を追求し、技術の向上を目指します。

空手、本当に空っぽの手から、はじめるのです。

何を始めるのだろう?それもまだ空っぽですが、はじめるのです。それが挑戦です。

はっきり言って、今あるのは決意のみ。

決意だけが、挑戦です!

次回の日記で、この挑戦の結果や成果について報告したいと思います。

つづく

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