最近、かつてほとんど、誰にいわれても、
東京でやらなかったことをやっている。
車の運転だ。
田舎の道なら、故郷の青森県十和田市へ帰ったときに、ときに十和田湖なぞに行くときに運転していた。
が、この東京・首都圏のごちゃごちゃの道なぞ、絶対に運転するものか!
などと思ってはいたのだが、今、受けた仕事に必要なので運転せざるを得ない。
というわけで、今日も、ごにょごにょ運転していたのだが、
狭い路地なんかを走ると、目立つのが、のろのろ歩きや、自転車ふらふら走る人、
学校帰りのこども、徒党を組んで自転車でにょろにょろする中学か、高校生、
じいさん、ばあさん、酔っ払い、
で、はたと己に気づくと、
ぶつくさ、ぶつくさ、独り言で、悪態たれている自分がいる。
「この、クソ●●ぃ、さっさといけ、この」
とか
「うっせー、この、クラクションならすな、●け」
とかですね。
いやはや、なんとまあ、この喋り口、
かつて、姉の旦那の車に乗っているとき、
とかく、対向車や、前の車に悪態ついていたのを聞いて、
「ったく、大人気ないな~」
とあきれ返っていた、お上品な自分を思い返した。
で、まあ、東京にこれほど車が多く、また人も多いと、
この悪態やら、悪口やらの頻度ってのは、とんでもなく、
また、日頃、お利口さんなぼくでさえ、
山奥から首都圏もどって一ヶ月ほどで、これほどの悪態つく、ってことは、
車乗るひとの意識のスイッチってのは、結構計り知れない、ってことに
自らの体験で実感しましたよ。
昨今、メディアでも話題になる「煽り運転」もこんな状態で
気分がエスカレートしてなるものなのか、と実感しました。
ドライブレコーダーってのが、今、標準化みたない状況になっているけど、
それよりも、まずは、一般の人は、
自分の声を、録音してきいてみるのが、いいかも、と、
つまりは、ドライブレコーダーの前に、己のボイスレコーダーが必要なのでは、
と思ったのですが。
と、こんなこと書いているのを読んで、
「お前、それほど酷いのか」
と幻滅するかたも、まあ、いるか。
ボイスレコーダーに頼る前に、まずは、街を車で走ること、
の意味とか、意義とか、根本的なことを考えすべきか、とも思ったりするのですが。
まあ、気が向いたら、スマホででも録音して、自分で聴いてみますわい。
ああ。おれって、ったく。
で、好きなんだなあ、これが。
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