母子手帳

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10月27日

毎年、この日に、母親が残した母子手帳を見ます。

まぎれもなく新渡戸記念館のある太素塚の裏の小さな家で、

産婆さんに取り上げられて、私は生まれました。

私より10歳上の長男の兄 渉(わたる)が生まれた後

父親は、あまりにうれしくて抱っこして近所を

自慢しまくりにまわって、それが原因で

兄 渉は肺炎で1ヶ月でなくなってしまいました。

それから私の2番目の姉が生まれ、

ようやく男の子の私がうまれました。

父親は、どろどろに大酒のみでしたが、

卓越した土木の管理士で、経理と営業をやっていました。

いくら酔っ払おうが、

朝6時には事務所の鍵を開けに行ってから

戻ってきて、朝飯を食ってから、

また会社に行っていました。

のりものは、スーパーカブでした。

太素塚は、私の故郷そのものです。

私は、そこの裏の路地裏の家で生まれました。

私の行動は、ただそれを守るだけです

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