中村さんの明るい道は開ける~そして、三上寛「夢は夜ひらく」

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三上寛夢は夜ひらく

今日は中村さんの日
中村さん感謝の日
昨年の今、
私が生まれて初めて
ココロの病に落ちた時、
話し合いになってくれた
中村さん
ありがとうございました
今、思い出したもんで
一年前の今頃、
落ちた気持を取り戻すため
久々にカーネギーの
「道は開ける」読んでいた
そして、
現状打破のために
「道は開ける」というタイトルで
次の行動に出ると決めた
アクションプログラム、
ってやつだな
題して、
「道は開けるプロジェクト」
若い頃から、
落ち込んだり、
停滞した時には、
いつも書籍のタイトルを真似て、
自分のテーマを決めていた
決めないと、
動けない弱っぽちい自分だった
今もだけど
その「道は開ける」のことを
中村さんに伝えたら
「意味がよくわからない」
と言ってきた
「なぜ、道は開ければいいのか?」
「道が開けて、それがどうした!」
と問い掛けてきた
迷いの中にあるわたしは、
その問い掛けが面倒くさかった
中村さんはとても純粋な同い年、
同学年の男性だった
八百屋を経営していて
私の飲食店の経営と同様
彼も経営に失敗した
「道は開ける」というテーマは、
共に話し歩いた
商店街のアーケードの
七夕のモニュメントとともに
宙づりされた
翌週、縁があって
また中村さんにあった。
顔をあわせるや、
いの一番に聞いてきた
「道は開ける、のことなんだけどさ」
「え」
「ただの、道は開ける、じゃあダメだと思うんだ」
「何それ?」
「だから、道はただ開けるんじゃないと思うんだ」
「意味わからん」
「つまり、どういう風に道が開けるかが大事、
 だと思うんだ」
本当に意味がわからなかった。
中村さんは、語気を強めて行ってきた。
「オチボさん。
 やっぱりあなたが
 これから開く道は、
 明るい道だと思うんだよ」
「うん」
「だから、オチボさん
 あなたの
 これから歩む道のテーマは、
 『明るい道は開ける』
 でどうだろう」
中村さんは、得意そうに言ってきた。
すさまじく得意そうなので、
その顔をまじまじと見たら、
この人凄い髭が濃かったのをはじめて認識した。
「明るい道は開ける、ってタイトルで行け、と」
私は、問い直した。
「そう!明るい道は開ける」
中村さんは、
前回会った時以来に、
私の「道は開ける」に関して
ずっと気になっていて
考え込んだらしい。
そして、辿り着いたのが
「明るい道は開ける」だった。
私は、返した。
「しかし、道が開ける、
 ってこと自体が明るいのでは?」
「いや、やはりはっきりと明るい、
 ということがわかる
 道の開け方がわかった方が、
 きっとうまくゆく」
疑念が残ったが、時間がない。
私は次の仕事の打ち合わせに行かなければならない。
「わかった、中村さん。
 明るい道は開ける、だよね」
中村さんは、髭の濃い口元をにっこりさせた
「そう、明るい道は開ける」
私も返した
「明るい道は開ける」
私たちは、口をそろえて言いながら
握手して別れた
「明るい道は開ける」
その後一人になってから、
「夢は夜ひらく」という歌を思い出した。
この歌は、
いくつかの歌詞のバージョンがあるが、
一般的に著名なのが
藤圭子の歌った
「圭子の夢は夜ひらく」
赤く咲くのは けしの花
白く咲くのは 百合の花
どう咲きゃいいのさ この私
夢は夜開く
中村さんありがとうございました
環境は全く違えど
同級生だから応援するよ
と言ってくれましたね
今、元気です
あ、そうか
明るい道は開ける
今、開けました
明るい道は開ける
圭子の夢は夜ひらく
夢は夜ひらく
ときたら
三上寛
だよね
そうか!
やっぱり、
明るい道は開ける
だよね
中村さん

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