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【断酒40日目】あんころ餅慕情(断酒)

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断酒発見伝
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所謂断酒して40日目の日記になります。

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甘いものばかりの断酒生活

のですが、あまりお酒のことを考えるわけでもなく、

近況といたしますと、とりわけ飲酒欲もなく、

ただ困っているのが、口淋しくてどうしても甘いものを食べたくなることですね。

ともかく、濃厚な味が欲しいのです。

もともと血糖値が高いため、脂肪と糖分をとらないようにするために、牛乳ではなく豆乳を飲んでいました。

なのですが、どうしてもビスケットやチョコレート関連のお菓子を食べるようになってしまい、食べ合わせに牛乳が欲しくなってしまったり。

ともあれ、甘いものが欲しくなる日々を過ごしています。

甘いものと言えば、今は亡き我が母親を思い出します。

母親は、それはそれは甘いもの、特にアンコが大好きで、

ぼくが小学生から中学生の頃には、

ひたすら毎日、アンコに関係する菓子類を買っていました。

買い物から帰ってきて、当時の紙の買い物袋を開けると、

出るわ出るわ、あんころ餅、つるっこまんじゅう(青森~岩手、南部地方の特有の饅頭)、

かならずどっしりと大量の甘いお菓子が出てくるのでした。

当時私が好きだったチョコレートやキャラメル類はほとんどありません。

ほぼ、あんこに関するお菓子でした。

台所の棚にある大量のあんこ菓子を見て、

父親がよく、なんでそんなにたくさん買うのか?

と聞くと、常に、

「オチボ(ぼく)に食わせるためだ」

と強気で返していました。

目の前でそういわれると流石に口答えする年ごろとなったぼくは、

「おら、こったに食わね~」

と反論すると、

「いや、食え」

というように返してきたりしました。

それだけ、あんこ菓子が大好きな母親でした。

やけ酒とやけ団子

酒の話をしていたら、なぜか甘いものの話になりました。

酒の話になると思考が転々としているのでしょうか?

ともあれ、酒を飲まず、酔っている時間もないので、もしかしたら手持無沙汰で甘いものを食べている、そして、その小理屈を述べているような気もします。

我が実家は、大酒飲みの父親と下戸で甘いものが好きな母親でしたが、どちらもどらかというと短気な方で、よく夫婦喧嘩をしていました。

大概の原因は、父親の「飲酒」「酔っぱらい」に関してだったと思います。

たまに母親が、「殺せ」とか、父親を脅して叫んでいるのを聴いていました。

ある日、父親が近所の親戚の叔父さんとかとで酒盛りをしていたら、母親が急にコップ酒を手に取ったのを覚えています。

父親が、「お前、飲むのか」ときくと、母親は「うん」と答えて、確かすーーっと飲んだのを覚えています。

飲み干したかどうかは定かではありませんが。

で、飲んだあと、ゲホゲホと咳き込んでいたいました。

また別の日、同じように父親が酒盛りをしていると、母親が、父親の煙草を一本抜き取り、口にくわえて火をつけたのを見ました。

その時は、父親が何かを言う前に、母親は、またもやゲホゲホと咳き込んでしまいました。

その後、母親が、酒を飲んだり、タバコを吸ったふりをしたのを見たことはありませんでした。

あれは、酒とタバコに浸っている父親に対しての、母親の抗議のパフォーマンスだったのか、いや、あの酒の飲み方はもしかしたら、自分の酒に浸りたかったのではないか、とも、思ったり。

饅頭恐い、酒恐い

私は後々、上京して20代になって、落語が好きになり、というか、立川談志が好きになって寄席や、落語ひとり会に行くようになったのですが、

そこで、談志が、人が酒を飲んだり、タバコすったり、ちょいと女遊びしたり、とかいう人生の寄り道みたいなことをやっちゃうことを「人間の業(ごう)」と言っていたのをとても感慨深く聴いていました。

何せ生まれ育った時から、周りの大人は皆、大酒飲みばかりだったし、特に、母型の本家は大きな農家だったので、正月、盆には、本家の家に20~30人、いやもっとか、酒のみの男たちが酔っぱらっている姿をよく目にしました。

広い本家の家のあらゆる部屋に、酔っぱらいがひっくり返って寝ていたりしました。

その酔っぱらいが大勢集まる家で、母親は、生まれ育ちましたが、兄妹の中でも、屈指の強気で短気な性格だったので、何かしら、言いたいことはたくさんあったのでしょう。

大人になってから、母親がタバコをふかし、酒を飲んだ姿と表情を思い出し、そこに年食ってしかわからない「人間の業」ってやつの、女性版を見た気がしました。

それをもっともっと、洗練して表現すると、ブルース、とかいうのでしょうか?

その「人間の業」あるいはブルースは、

50代後半で断酒した自分にとっては、甘いあんころ餅にすり替わってしまったのだな、などと思ったりしながら、

今日も、甘~い、あんころ餅とチョコレットを食らうのですわい。

まとめ

あんころ餅の食べ過ぎもカラダにはよくはありませんが、お酒の飲み過ぎに比べれば、酔っぱらって人に迷惑をかけるわけでもないので、いい方ではないかな、と思います。

が、太り過ぎたり、体調を崩したりしたら、元も子もありません。

ようやく断酒も普通になってきたので、今後の正常な体調づくりを模索してゆきます。

摂食、あるいは運動、そんなところでしょうか?

いろいろ調べて体験した結果をまた報告してゆきます。

 

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