お酒やめて、早、いや、まだ、一カ月なのだが、
道を歩き、夕暮れの飲み屋前を通り過ぎて、
やはり、一応は気になって、店内をチラ見するのだが、
さて、どうしたものか?と、微妙な心境で通り過ぎる。
浮いた気分を探す日々かな
随分と会っていない、かつての仕事&飲み仲間2、3人に
ちょっとした用があって電話してみるのだが、
どうにも、一向に、彼等も酒一緒に飲もう、というムードでもない。
我、50代末、友も同年代、
ちょいと、疲れる時期なのだろうね。
仲のいい仲間と酒飲んで浮かれる空気、
何か近いものはないかな、と思っていたりして、
すると、
自分が自然と自分の気分浮かれるものを思い出そうとすると、
こんな歌の歌詞が浮かんでくる。
My favarite Things ~わたしの好きなもの
when the dog bites,
When the bee stings,
When I’m feeling sad,
I simply remenber my favorite thengs
and then I don’t feel so bad
犬に噛まれた時でも、
ハチに刺された時でも、
なにやら悲しい時だって、
ただ大好きなもの色々思い浮かべれば、
気分はそう悪くはないよ
この曲は、小学校6年ぐらいにテレビで見た映画「サウンド・オブ・ミュージック」の挿入歌の一つで、「ドレミの歌」に並んでとても有名な曲ですね。
このテレビで見た「サウンド・オブ・ミュージック」は凄い衝撃で、その後に遭遇するブルース・リーの身体性を全開させた「燃えよドラゴン」から続く一連の作品に匹敵するぐらい、私の人生に影響を与えた。そして、特に、この曲「サウンド・オブ・ミュージック」。
で、何が凄いかというと、
あれが好き、
これが好き、
これも好き、
やっぱりこれも!
と、
好きなものの連想をクルクル転換させるスピード感というか、
いや、あるいは
そのグルグルするループ感というかですね。
勝手に言い散らかしますと、
私の好きなものは全般的に
そのループ感にあると思っています。
グルグル回るループ感
ブルース・リーのヌンチャクと、
サウンド・オブ・ミュージック、
そして、
2000年代になってからは
クラブミュージックのとくにハウスミュージック。
そして、それらを中継するものが
モダンジャズなのですが、
その中で、やはり衝撃を与えたのが、
「サウンド・オブ・ミュージック」の「マイ・フェイバリト・シングス」をカバーというか、アレンジというか、いや、ジャズのもう一つの作品に転換させた、
ジョン・コルトレーンの「マイ・フェイバリト・シングス」。
17歳の高校時代に故郷青森県十和田市に奇跡的にあったジャズ喫茶でモダンジャズに遭遇してから、新宿のラリパッパとモダンジャズとキックボクシング目指して大学受験で。上京
いろいろあって、20歳の頃は毎日新宿にいて、アルバイトと映画とモダンジャズに浸りきっていた。その頃にもっとも影響を受けたのが、ジョン・コルトレーンだった。
そういえば、巷ではディスコブームで、実は週1ぐらいは通っていたか。(実は、当時のディスコ飲み放題で軽食もあったかな。ともあれ、居酒屋行くより安いし、ナンパもできるし→その後の成果は別として)
とまあ、そういわけで、
何が断酒だよ!
というところですが、酒飲んで酔っ払っている状態ではなく、確かに、「好きなもの=マイ・フェイバリット・シングス」に入り込むことによって、酩酊以上の陶酔状態に入ることは可能である、という証左を、そこそこ年食った今、若き頃からの好きなものから提示してみたわけである。
なんか、新宿、ジャズ、映画、とか考えると、小難しい文章になりそうですわ。
結局、若いころから今に至るまで、そしてその後も、
ループを求めて、我は生きるのか?
いずれにせよ、ループ感覚の面白さが発見できれば、
おそらくは、酒は不要であろう。
(かな)