人生の職業訓練所にて

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写真は、青森県十和田市幻の穴堰にてのオチボ

約2年間の東北を中心とした地方巡業の仕事が終わり、昨年末に東京に戻り、今年から、契約で請負の仕事をはじめた。

これがまた、山形の仕事を越えて、また長時間の仕事なのである。

一応、契約で時間も仕事の都合に合わせる、という約束なので、あわせるのだが、一日14時間以上は働いたり待機しているのだろうか。実に実にヘビーである。

が、慣れた。

ヘビーではあるが、あくまで個人事業主としての契約であり、やるかやらないか、稼ぐか稼がないか、は、すべて己が決めることである。

今回の仕事のテーマは、山形にいるときから決めていた。

テーマは、「人生の職業訓練所」

ともあれ、やったことのない、また、自分自身が不得意とするものを、やってみる。

だから、車の運転とかを取り入れた仕事をはじめた。

別にペーパードライバーではなかったのだが、地方巡業でも運転したのは3回ほど。それまでは、10年以上、車のハンドルを握ったことはなかった。あ、いや、2010年に十和田でイベントをプロデュースしたときに、一回十和田湖までドライブしたか。

まあ、そんなところだ。

ともあれ、今は、「人生の職業訓練所」で働いているのである。

そして、その前の2年間の地上巡業と山形滞在に自分がつけたタイトルは、

「人生の服役」

である。

なんだか、よくわからん。

ともあれ、この十年、本来自分がやっていた仕事から徐々にはずれ、はずれにはずれて、気がついたら一頃は周りがテキヤと詐欺師だらけの時期があった。

いきなりお金がなくなって、一時期、スマホとチラシと携帯電話だけで、本気で日銭を稼いで凌いだ時期もあった。マジにゼロから1への転換を実体験した。そして、妙に生きる自信が付きすぎて、今度は、変にお金を粗く使いだした時期があった。

悪気はない。

けれど、何かが罪だった。そんな気がした。

おそらく、それらを清算するために、地方巡業の仕事を探し当て、そして、山形の山の奥にこもった。

昨年末、東京に戻ったときは、本当に落ち着かなくて、どうしたものか、と思った。

「幸せの黄色いハンカチ」という山田洋次監督の作品で、出所まもない高倉健が食堂に入り、ビールを一気に飲み干す場面がある。

高倉健さんは、その撮影のために、2日間断食したという逸話を思い出す。

逆にぼくは、山形で毎日毎日酒を飲み、上手いものを食いながらも、超ハードワークで、体重が増え、腹が出た。

果たしてそれは、服役、だったのか。

ともあれ、山に囲まれ、どうにもこうにも身動きできなかった。

だが今、多忙な日々が続く。

昼飯を食べる時間も惜しいくらい、忙しい。

ベルトがもうあきすぎて、へなへなだ。

人生の職業訓練所、である。

あと、さほど長い時間はいない。

ここを出所したら、次は、本気で表現活動で稼ぎに入ります。

気分は、ダイナマイトです。

ダイナマイト、と、武士道、です。

なぜ、このブログのタイトルが、

「ダイナマイトと武士道」にしたのかは、

近日中に、述べます。

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