「男はつらいよ」をAmazon Primeで見はじめちゃっています。
なんてったってAmazon Videoだと全作品が無料です。
おそらく43作、これから時間をかけながらも全部見てしまうと思います。
実は「男はつらいよ」シリーズは、ぼくが勤め人だった30才前後の頃、あまりに仕事が慌しくてうまくゆかず、落ち込んでいた時期に、心の助っ人になってくれた映画でした。
あまりに忙しくて、土日も働いていた頃がありながらも、絶対毎週1本は観る、と決めて、レンタルビデオを借りて一年ほどかけて全作品を観ました。
齢30を越える頃で、それまでのロックやら、ジャズやら、ディスコやらアチョーも、何のこにしき(おぎのしき)、
寅さんの義理と人情と笑いと涙で、カッコばかりつけていた価値観がぶっ飛ばされました。
その後、寅さんフリークになり、松竹関係の寅さんファンの集いなんかにも参加して、助監督だった五十嵐さんとの会食を共にしたり、大船撮影所の渥美清さんのかつての控え室に見学にいったりしていました。2000年前後は、取り巻きに寅さんはもとより、松竹や山田洋次監督の映画ファンの友達がたくさんいましたね。
ともあれ、43作ある「男はつらいよ」の中でも、屈指の好きな作品が、「男はつらいよ 寅次郎忘れな草 」ですね。
寅さんのマドンナの№1は、やっぱりリリーこと浅丘ルリ子ですね。
寅さんがさすらいのテキヤで、リリーもさすらいの歌手。
仲がいいんだけど、同じタイプなので、時としてぶつかりあってしまう、ってのが、妙に悲しくて、おかしくて、ポロンとくるんです。
出会い、分かれ、また出会い、分かれ、みな、どこかで似たような経験あるんでしょうね。
「男はつらいよ」を見ていると、人間の低い視点での強さ、やさしさ、悲しみが見えてきます。
今一度、自分の人生を振り返るように、見てゆきたいと思います。
あなたとわたしの合言葉、スマホ劇場で逢いましょう。
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