今年の青森県十和田市太素塚(たいそづか)のお祭り、太素祭(たいそさい)が近づいてきたので、太素塚の想い出の発端をたどって見たい。
生まれ故郷にある太素塚について。
不躾な言い方かもしれないけど、私が、生まれ故郷の十和田市の太素塚、その大切さについて強くいい続けている最も大きな理由。
それは、まず一言。
太素塚は面白い、からである。
ただただ、面白い。
誤解を避けるために細かに言えば、
その「面白い」という五感を、拙い英語で言えば、
miracle!
であり、
fantastic!
である。
それに気づいたのは、あたかも、映画的だった。
私が、生まれた家のごく近所にあった太素塚について、回りの人たちに言いふらしはじめたのは、
40年ぐらい前、上京して二十代になってからのこと。
時代は1980年代初頭。
全国の田舎モノの糞ガキが、原宿ホコ天、高円寺フォーク・パンクを目指し、YMOとヘビメタ、パンクロックが、オニャンコクラブ、貴乃花、千代の富士がメディアを騒がせる頃、
太素塚のmiracle & fantastic
それに常に半歩時代遅れの文化にはまる、万年田舎モノの私がたどり着いたのは、
何故か、
新宿のジャズ喫茶だった。
実は、
「じゃっ、太素塚、ヤベがも!」(げっ、太素塚、凄いかも!)
と気づいたのが、新宿歌舞伎中のジャズ喫茶の老舗「木馬」の広い地下のフロアーのテーブルの片隅だった。
後に、そこでアルバイトに入って一週間でやめちゃうんだけどね。
つづく
まずはぼくが一番最初に徹底的にヤラれたコルトレーン聴こうよ。
John Coltrane (ジョン・コルトレーン) Say it
オチボの全世界の扉を開いた太素塚のお祭り「太素祭」
太素塚に位置する新渡戸三代・新渡戸稲造の遺品を蔵する博物館「新渡戸記念館」
キミよ!太素塚に来たれ!
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