夏のプールと肺炎の思い出と、お兄ちゃんへの感謝

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小学生の頃、夏の思い出といえばプール遊びが楽しみでした。

けど、青森県十和田市。北の夏も熱いことは熱いが期間が短いんだよね。

しかも、オラは体が弱く風邪を引きやすい子供でよく熱を出して学校を休んだりしていた。
親からは、気温が25度以上にならないとプールに行くことが許されなかった。

お兄ちゃんの背中で泣き叫んだ太素塚の記憶

ある日、近所のいとこで6つ上のお兄ちゃんに連れられてプールに行くことができた。
25度を超えたんだろうな。
嬉しさと楽しみが入り混じる中、プールで遊んでいるうちに具合が悪くなってしまった。

お兄ちゃんはすぐに気づいて、オラをおぶって帰ることにしました。
何だかお兄ちゃんの背中に入る時は、もはや意識がなく、
覚えているのは、太素塚の森を通り抜ける途中でオラが泣き叫んでしまいました。
でも、お兄ちゃんは小走りで

「オチボ、頑張れ、ウヂもうすぐだ」

と声をかけながら走ってくれました。
その優しさで安心したんだろうか。
太素塚の森を出るあたりにはもう記憶がなくなっている。

その後のことはよく覚えていませんが、
今でもあのお兄ちゃんの優しさと焦って急いで走っていた吐息が忘れられない。

思えば自分は小学低学年の頃。お兄ちゃんは中学生あたりか。
プールからウチまで私をおぶって帰ってくれた。
そんな短くない距離をオラを負ぶって走った。きっと重いはずだったと思う。

今年の夏はクソ暑く、プールに飛び込んだり、水遊びでもしたくなる気分。
でも、こんなに暑いと、肺炎に気を付けるほど、楽しい夏を過ごしたくなる。
水遊びに火遊び、ふふ、花火に爆竹。ふふ。ダイナマイト。

先日、太素祭で帰郷した際、何年かぶりにお兄ちゃんにあったんだなぁ。
酒っこ飲むか、と言われて遠慮しちゃったけど。
感謝の気持ちを忘れずに、大切な思い出を胸に抱いていきます。

飲みますか、今度は。。

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