関東から北日本、雪が降り始めて、どうやらまた今年も師走の準備がはじまります。
師走といえば、毎年なのですが、
二十歳の頃の出会った九州の友人に勧められて
大枚はたいて観に言った国立劇場小劇場の立川談志のあの高座を想い出します。
「落語とは、人間の業の肯定である。」
死ぬまで続いた談志師匠の、落語観、というよりは、人生観、
いや、それは、すべてを丸めた哲学ともいえるフレーズは、
ずっと、ぼくに影響を与えつづけ、
我は、人間の業のままに生きてしまい、今、こうあるのですが。
ともあれ、そろそろ、雪降ったり、コートの襟立てたり、
熱燗徳利ひっくりかえるモードなんで、
師走にまた、あの「芝浜」見るために、
一年、また生きるを噛み締めるために、
一緒に、ちょっと、談志の「芝浜」に浸る、準備しましょうか、
ってことで。
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ぼくにとって、江戸前の、粋、ってことは、
テレパシー、青森では、雪の中での、言葉無き対話、
ときとして、それを、津軽も、南部も関係なく、
「どさ」「ゆさ」とも言ったりしますが。
テレパシーとしての落語は、
不文律としての武士道に通じるもの、
さらにテレパシーとしてのズージャに通じます。
だからして、馬喰が行き交う故郷十和田に、
女郎、遊郭、芝居小屋ができるのは当然の必然と思ったものですが、
最近は何かしら、やたらとうんたらかんたらが多い、
まあ、くどくどはやめて、ともあれ、師走に向けて、
働きましょう! 飲む、打つ、ナニするために!
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