【断酒発見記1日目】残った酒を流し捨てる

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断酒の前の日は、
おでん屋で、ビールを大瓶2本、300mlの日本酒を2本飲んでから、

帰りがけにスーパーで900mlの日本酒を買って帰って、
自宅で8割飲んで、寝た。

朝起きて、台所にある酒瓶を確認して、
残りの酒を流しに流して捨てた。

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これが人生で最後の酒であると、覚悟して。

さて、どうなることやら、とは思いながら、

捨てた。

10数年前、45歳の頃も、 とある事情があって、たばこをやめる決意をした。

今回の酒と同じように、

翌日でやめることを決意して、

当日は、酒をガンガン飲みながら、ブカブカたばこを吸った。

翌日、東京駅から東北新幹線に乗り込んだ。

そして、前日購入したアレン・カーの禁煙に関する書籍

「禁煙セラピー」を読み始めた。

青森県にある郷里の本家の葬式に出るために

新幹線に乗ったのだった。

実は、その日は、フリーランス契約した編集会社の初出勤日だった。

5年間経営していたバーが潰れ、

フリーの頃に厄介になっていた編集会社の役員に頼み込んで、

無理やり、デスクをもらい、一年契約の仕事をもらうことになった。

その出勤の初日を前に、疎遠になっていた親戚から電話がかかり、

仲の良くない叔父の葬儀に出なければならなくなった。

そのやるせなさをどうしたものか、と

新宿の街の午後を放浪していたら、 ジュンク堂書店でたまたま、アレン・カーの「禁煙セラピー」を発見したのだった。

ともかく、その時点で自分が嫌なことをやる、

それしか、やるせなさを消化する方法が見つからなかった。

当時ヘビースモーカーだった自分にとって、

アレン・カーの書籍に書いてあるように、

本を読み終わった後、最後の一本を吸ってタバコを止める、

その時点では考えられないような未来を

遂行してやろうじゃないか、と思い、

すぐさま購入した。

翌日、その「禁煙セラピー」を新幹線から盛岡の東北本線に乗り継ぎ 三沢駅に着いたあたりにちょうど読み終えた。

そして、私は、

JR三沢駅から乗り換えて私鉄の十和田観光電鉄の古い駅舎の脇にある

喫煙所で最後の一本の煙草に火をつけ、

深く深く煙を肺の奥まで吸い込んで、

吐いた。

そして、吸いさしを灰皿に押し付けて火を消し、

中身の残っている最後の煙草の箱を両手でつぶし、

アレン・カーの「禁煙セラピー」の書籍と一緒にゴミ箱に投げ捨てた。

それから10数年、私は全く煙草を断ち切った。

 

その時と同様、私は最後の酒を

流しに流しきった。

 

これから、私は、酒を断ち切った暮らしを生きる、

その決意を淡々と、自分の胸の中に刻み込んだ。

 

今日の断酒発見記

タバコと同じように、

何やら淡々と

おわりがはじまったんだなぁ。

という淡々とした感覚のみが、ある。

  

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