孤独の旅路~crossed the ocean for a heart of gold

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2000年初頭に音楽バーを経営していた頃、

一人の50代の頭の毛の薄い眼鏡をかけたサラリーマンロッカーに出会った。

当時の常連客の紹介で、わが店にひょいとギターをもって現れた。

一見てんぷくトリオ劇場の脇役のサラリーマンかと思った。

ちょびヒゲつければ、植木等の脇役の後ろにも立てるような風貌だった。

後に、その男に、わが店はとんでもなく助けられることになるのだが。

その男は、自称ビートルズフリークのおじさんロッカーだった。

しかして、一見ただのサラリーマンは、

持参したケースから取り出したハミングバードのギターを持つと、

途轍もないタフな表現者に豹変する。

ステージをはじめれば、1時間はおろか、2時間も3時間も歌い続けられる。

どんなステージの時でも、彼がシメで歌う曲があった。

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それがニール・ヤングの「孤独の旅路」

原題は、Heart of Goldなのだが、

直訳すれば、黄金の精神。

ちょいと意訳してみる。

私は生きたい 
この世に何かを与えたい
がゆえに
未だ見ぬ光り輝く黄金の魂を探し掘り続ける
永遠の鉱夫だ
私は生きたい 
この世に何かを与えたい
言葉に出来ぬ 狂おしき情念が
未だ見ぬ黄金の魂を追い求めさせる
がゆえに
ただただ求め 掘りつづけ
そして、齢を重ねる

ハリウッドへ行き
レッドウッドへ行き
そして太平洋を渡り 
黄金の魂を探しつづけた
心の奥底で 一筋のか細い線が
黄金の魂を探せ探せと急き立て
そう、私は老いてゆく

黄金の魂を探し続ける
君がゆえにそれを探すのだ
そして私は光り輝く老いぼれへとさらに成熟し
黄金の魂を探し掘りつづける

I want to live, I want to give
I’ve been a miner for a heart of gold.
It’s these expressions I never give
That keep me searching for a heart of gold
And I’m getting old
Keeps me searching for a heart of gold
And I’m getting old

I’ve been to Hollywood, I’ve been to Redwood
I crossed the ocean for a heart of gold
I’ve been in my mind, it’s such a fine line
That keeps me searching for a heart of gold
And I’m getting old
Keeps me searching for a heart of gold
And I’m getting old

Keep me searching for a heart of gold
You keep me searching for a heart of gold
And I’m growing old
I’ve been a miner for a heart of gold

髪型も、風貌も、スタイルも、全然違うけど、

ニール・ヤングのこの素晴らしき歌は、

地を掘り、太平洋を渡り、生きて、与える、

どこなく、

我が故郷の開拓史、

に似てる。

と思ったのは、店を閉店してからだった。

この曲を教えてくれたおじさんロッカー、

その名は、テレビや新聞もちょっとにぎわせた

知る人とぞ知る、荻窪が生んだロックンローラー、

荻レノン。

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